苫小牧市、不妊治療助成に200万円 先進医療 補正予算案発表
苫小牧市は11月29日の記者会見で、保険適用外となる先進的な不妊治療に対する助成費200万円などを盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を発表した。12月7日開会予定の定例市議会に提出する。
受精卵を撮影して状態を調べる「タイムラプス」などの先進医療で、今年4月以降に始めた治療が対象。1回あたり3万5千円を上限に助成する。医療機関までの距離に応じ、交通費も助成する。助成額は市と道が半分ずつ負担する。
冬季の雇用創出を目的とした緊急雇用対策事業費3700万円や、市中心部に新設する市民文化ホール建設地の地中の障害物を撤去する工事費1400万円も計上した。ホールの工期に影響はない。補正予算案の総額は2億1800万円で、追加後の一般会計は883億5200万円。
定例市議会にはほかに、子どもや子育て世帯を支援する資金を積み立てる基金を設置する条例案も提出するとした。(木村みなみ)
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