南富良野の道の駅隣に新公園 4月27日オープン 大型遊具やドッグラン、車中泊対応の駐車場も

27日にオープンする「なんぷアドベンチャーパーク」。全長約20メートルの滑り台を備えた大型遊具が目玉だ

27日にオープンする「なんぷアドベンチャーパーク」。全長約20メートルの滑り台を備えた大型遊具が目玉だ

【南富良野】町内幾寅の道の駅「南ふらの」に隣接し、町が整備した公園「なんぷアドベンチャーパーク」が、4月27日午前10時にオープンする。全長約20メートルの滑り台を備えた大型遊具を目玉に、約50種類の遊びが楽しめる。ドッグランや車中泊対応駐車場「RVパーク」も配置。道の駅隣には、飲食店やモンベル南富良野店が入る2022年開業の複合商業施設もあり、大型連休は、家族連れらでにぎわいそうだ。

公園の敷地面積は約1万1900平方メートル。幅広い年代の子どもたちが楽しめるよう、3~6歳向けと6~12歳向けの遊具をそれぞれ設置した。大小の滑り台やネット上りができる大型複合遊具をはじめ、ハンドルにぶら下がって滑走する「レールウェイ」、ロープを握って綱の上を歩いて渡る「バランスロープ」などが満喫できる。大人向けには、歩きながら足つぼマッサージができる健康遊具もある。

大型犬と小型犬のエリアを分けたドッグラン、オムツ替えができるトイレやRVパーク(44台駐車可能)を含む駐車場も整備した。

敷地の一部は幾寅農村公園があったが、16年の台風で浸水し、土砂が流入する被害があった。19年に道の駅再編整備に向けた町民向けアンケートで「子どもの遊び場がほしい」という声が多く、町が新たな公園の整備を決めた。21~23年度の整備で総事業費は3億6400万円。国が4割負担するなどした。

公園の名称は町民や町に通勤・通学する人を対象に昨年9~10月に募集した。86人から計149件が集まり、地元の子どもの投票や選考委員の審査を経て決定した。

JR根室線富良野―新得間の廃線に伴い、4月からふらのバス(富良野市)の西達布線が南富良野町まで延伸。道の駅「南ふらの」が新たな停留所となった。町企画課は「通過型ではなく、南富良野を目的地にする人を増やしたい」と強調する。かなやま湖畔キャンプ場利用者との相乗効果で、町内の滞在時間が増えることを期待する。

利用無料。オープンの27日はポップコーンやわたあめを販売する子ども縁日のほか、午前10時~正午まで小学生以下の先着500人に「南ふらのチップス」の無料引換券をプレゼントする。

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