産後間もない母親、助産師が訪問支援 倶知安町がケア事業開始

【倶知安】町は本年度から、出産後間もない母親の心身を支える産後ケア事業を新たに始めた。専門知識を持つ助産師が各家庭を訪問して乳房のケアや授乳指導などに当たるなどし、子育てのサポート体制の充実を目指す。

対象は町内に住む産後1年未満の母親。事業委託先の助産所「なみうち助産院」(真狩村)の浪内淳子院長や看護師が各家庭を訪れ、授乳のペースや沐浴(もくよく)の仕方を助言したり、母子の健康状態を確認したりする。利用は1回千円。1人3回まで支援を受けられる。

町は、産後1カ月前後に保健師らが全世帯を訪れる「赤ちゃん訪問」事業や乳幼児健診を行っており、産後ケアと合わせてよりきめ細かい対応につなげたい考え。町こども未来課は「育児不安や疲れを感じやすい時期に利用してもらうことで、子育てが楽しい時間になれば」としている。

利用希望者は町ホームページにある申請書に記入し、町こども未来課母子保健係に提出する。問い合わせは同係、電話0136・22・1144へ。(加藤遥花)

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