幼児の転落防止、窓に補助錠を 札幌で死亡事故相次ぐ
2021/10/03札幌市内で幼児が自宅の窓から誤って転落し、死亡する事故が相次いでいる。9月下旬にはマンション9階から4歳男児が、4月にも住宅の3階から3歳男児がそれぞれ落下し、亡くなった。同市消防局によると、市内では2016年以降、窓やベランダからの転落で、5歳以下の計46人が救急搬送されている。新型コロナウイルス禍で子供が自宅にいる時間が増える中、専門家は「事故は、大人の見守りだけでは防げない。補助錠の設置など、施設面の対策が必要」と訴える。
専門家「見守りだけでは限界」
道警によると、札幌市白石区内のマンションで9月23日夜、男児が9階の子供部屋の窓から約25メートル下に落ちた。窓には備え付けの柵があり、床から柵の上部までの高さは約120センチ。周囲に足がかりになる物はなかった。両親は当時、別室におり、男児は自ら柵を登ったとみられる。4月に札幌市清田区内の住宅3階から男児が転落死した事故では、3階の窓の近くに折り畳んだ布団があり、男児は布団に登り、窓から落ちた可能性が高いという。
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