中標津町、病児保育事業を再開 町立病院内に施設

町立中標津病院内に新たに設けられた病児保育室「にこにこ」

町立中標津病院内に新たに設けられた病児保育室「にこにこ」

【中標津】町は休止していた病児保育事業を、町立中標津病院内に新たに設けた病児保育室「にこにこ」で再開させた。共働き世帯が増える中、病気の回復期などで保育園に行けない子供の預け先の確保は重要。町子育て支援課は「積極的に利用してもらい、子育てをする町民が仕事との両立を図れるようにしたい」とする。

町内での病児保育は、事業を2015年から委託していた「中標津こどもクリニック」が昨年12月下旬で閉院したことに伴い休止。医師と看護師が常駐する中標津病院に場所の提供を依頼し、4月15日に再開が実現した。

事業は同病院の院内保育所も運営する「ニューグリーンハウス保育園」に委託。保育士と補助員の計2人体制で受け入れている。保育室には、ぬいぐるみやパズルなど遊べるものをたくさん用意している。

1歳7カ月の息子を預けた町内在住の小田聡美さん(36)は「再開されたので安心して仕事ができる」と話した。

利用時間は平日の午前8時~午後6時。対象は町内在住の生後6カ月から小学3年生までで、定員は1日3人程度。利用には事前登録が必要で、利用希望日の前日までに同課に登録申請書を提出する。予約は利用日の前日か当日朝までに、保護者が同保育園に申し込む。利用日に小児科を受診し、利用可能と判断されると保育開始となる。

利用料は5時間未満で1500円(町民税非課税世帯は千円)、5時間以上で3千円(同2千円)。生活保護世帯は500円。問い合わせは同課、電話0153・73・3111(内線224か232)へ。利用の予約は保育園の高橋さん、電話090・3892・5752(午前7時~午後7時)か同園、電話0153・72・7707(午前7時半~午後6時)。

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