#17|楽しい食卓の工夫 苦手な食べ物 無理強いせず
2020/08/28「井澤綾華の働くママごはん」
空知管内栗山町で料理研究家として活躍する井澤綾華さんが、食育への思いをつづるコラム。北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で毎月第4金曜日に連載中です。
2歳の娘はイヤイヤ期の真っ最中で、食べムラや好き嫌いがあり、「食べてみよう」と誘ってもなかなか口を開けてくれません。強制的に食べさせようとすると、食卓が一気にバトルの場になってしまい、せっかくのだんらんが台無しになってしまいます。
悩んだ結果、娘が好きなものと苦手なものを1品ずつお皿に盛って、食べるかどうかを観察したうえで、少しだけ食べるように勧めてみることにしました。それでも食べない場合はスッパリ諦めることにしました。長引かせると泣きだして他の物も食べられないようになってしまいます。
毎食、娘の祖父母や曽祖父も一緒に食卓を囲み、家族でその日の畑の様子や仕事の会話もします。娘が泣いていてはコミュニケーションが取れなくなってしまうので無理強いはしないようにしました。
その代わり、家族に「おいしいよ」「一緒に食べよう!」などと声を掛けてもらい、食事は楽しい時間であり、たくさん食べたら、みんなが喜ぶという雰囲気づくりに協力してもらうことにしました。
家の中ではおやつがある場所がわかっているので、主に外遊びをさせて、おなかをすかせるとたくさんご飯を食べてくれます。家族が仕事から帰るのが遅い時には娘だけ早めにご飯を食べるようにしたり、朝おなかがすいているときにすぐ食べられるようなメニューを娘用に早めに作ってあげたりと、子どものペースに生活を合わせてあげることも必要だと気づいてきました。
写真提供/井澤綾華さん
PROFILE
井澤綾華(いざわ・あやか)
管理栄養士。天使大(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗山町地域おこし協力隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚、18年に長女乃々華ちゃんが誕生。19年に育児休業から仕事復帰した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。
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