キャラベニスト・くぼたかおりのしあわせごはん

クリスマスらしいお弁当づくりに挑戦しよう! クマさんのお弁当

もうすぐクリスマスシーズンですね。今回は、キャラフードの定番・クマさんをクリスマス仕様に仕立てて可愛らしく、また、より美味しそうに見えるお弁当の詰め方を、キャラベニスタのくぼたかおりさん教えてもらいました。

「クマさんの作り方にはキャラフードの基本がいろいろ詰まっています。お弁当だけでなく、これからの時期、クリスマスパーティーなどでも応用できること間違いなしです!」(くぼたさん)

深さを生かした立体詰めが美しく見せるコツ

お弁当の詰め方が苦手という方は、おかずを平面的に詰めてしまう傾向があるようです。そんな方は、弁当箱の深さを考慮して、おかずを立て気味に配置すると良いでしょう。

また、クマさんは最初に置くのではなく、ある程度おかずを詰めてから仮置きしてみるのが◎。マカロニなど頭の下に敷くおかずを決め、周囲の配置具材をあらかじめイメージしておくことをおすすめします。

固形のおかずは弁当箱の内側に、かぼちゃサラダなど形のないものは端に置くことで動きを取りやすくするのもコツのひとつですよ。

仮置きしてサイズを確認。少し頭をおこすと立体的に

仮置きしてサイズを確認。少し頭をおこすと立体的に

頭の下におかずを敷いて調整

頭の下におかずを敷いて調整

色みのバランスが取れないという方も多いのですが、実は栄養バランスに気を付けておかずを作ると必然的に色も多彩になるもの。 配置の際に同系色を並べずに逆側に置き、反対色を間に挟めるなどすれば、見た目がぐっと良くなるはずです。

キャラごはんの作り方~クマさん編~

材料
ご飯……95g
麺つゆ……適量
かつおぶし……適量
海苔……1枚
スライスチーズ……1枚
ゆで赤ウインナー(皮を利用)……1本

1.クマさんの土台・パーツを作る

白いご飯の中から鼻の白い部分を5gよけておきます。鼻は丸より楕円に近くして、ころんとしたイメージに。

作り方1の1

残ったご飯に麺つゆをかけて色付け&味付け。麺つゆは徐々に加えて色と味を調整します。その中から8g×2を耳の部分としてよけておきます。

作り方1の2

残りのご飯をラップに包んでしっかり強めに握ります(ラップがご飯の中に入り込むとひび割れの原因になるので要注意)。扁平な丸を下ぶくれ気味にして顔型が完成。

作り方1の3

耳は顔型の上に並べてバランスを見ながら大きさを調整します。

2.クマさんの顔を作る

作り方2の1

よく冷ました顔型にかつおぶしをまぶして、一気にテディベア風に。

作り方2の2

細かいパーツはピンセットなどで衛生的に。

作り方2の3

【目のパーツ(左)】つまようじでチーズを切り取る。
【ほっぺのパーツ(右)】赤ウインナーはストローなど丸型で抜く。

作り方2の4

海苔用パンチ(型抜き)などのキャラ弁グッズを使って、海苔とスライスチーズで目と鼻、赤ウインナーの皮でほっぺのパーツを作り、鼻、ほっぺ、最後に目の順で付けていきます。

目にマヨネーズで光を入れると愛らしさ倍増!

目にマヨネーズで光を入れると愛らしさ倍増!

飾りでクリスマスを演出

ゆでたまごにブロッコリーと5色あられをあしらったリース、ウインナーとスライスチーズで作った帽子とブーツを加えればぐっとクリスマスらしいイメージに!

ココがポイント!

顔に耳をつけるところ

顔に耳をつけるところ

パーツ同士をつないだり固定する細工には揚げパスタが便利です。(生パスタでも食べる頃には柔らかくなります)

お弁当箱に詰めるときの注意点

  • ご飯、おかずはよく冷ましてから詰める
  • 野菜の水気はしっかりと切る
  • 温度・湿度はいたむ原因に!

教えてくれたひと

監修 くぼたかおり

お弁当学マスター認定講師
(一般社団法人日本キャラベニスト協会)

お弁当やスイーツなどのキャラフードを投稿しているインスタグラムはフォロワー数5万人を超える。ファッション・音楽・アニメ・フードなどの“日本のポップカルチャー”を世界に向けて発信するプロジェクト「もしもしにっぽん」で、2017年よりレシピの連載開始。今注目のキャラベニストとしてファンが急増中。

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