【こどもの本棚】舩木伸江監修『命をつなぐ防災』

今回のテーマは「防災」
推薦者 俵口亜希子さん(帯広市図書館)

災害時 漫画や写真で説明

頻繁に発生する自然災害に、私たちはどうやって備えたらいいのでしょうか。分かりやすく、親子で一緒に防災に取り組める本を俵口さんに教えてもらいました。

「命をつなぐ防災」(舩木伸江監修/偕成社)は全3巻で、1巻は「もしも災害が起こったら」=写真=。災害時の状況を漫画や写真で説明し、「自分だったらどうするか」を想像しやすいです。被災者の体験談をヒントに、自分の命をどう守るかを身構えることなく考えられます。「気づいたことを家族で話し合って、ルールを決めたり今何ができるかを考えたりしてほしいです」と俵口さん。

2巻は備え、3巻は避難生活と復興がテーマ。小学校高学年から。(小久保友香) 

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「おおじしん さがして、はしって、まもるんだ」
(清永奈穂文・監修、石塚ワカメ絵/岩崎書店)

「親子のための地震イツモノート」
(地震イツモプロジェクト編、寄藤文平絵/ポプラ社)

「かんたん手づくり防災グッズ」
(木原実監修/日本図書センター)

(2024年3月5日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)

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