遊戯ひろば「ちゃいるも」4月無料化 留萌の小学生以下対象 入場制限も緩和

ちゃいるもの遊戯ひろばで遊ぶ子どもたち。4月から留萌市内の子どもは無料になる(留萌市提供)

ちゃいるもの遊戯ひろばで遊ぶ子どもたち。4月から留萌市内の子どもは無料になる(留萌市提供)

【留萌】道の駅るもいの屋内交流・遊戯施設「ちゃいるも」の遊戯ひろばについて、市は市内に住む小学生以下の利用を4月1日から無料にする。新型コロナウイルス対策で実施してきた入場制限の見直しも進める。好調なふるさと納税を活用し、子育て支援策の一環として無料化することにした。

ちゃいるもは総工費5億1400万円をかけて2022年4月に開業。施設内にある目玉の遊戯ひろば(約360平方メートル)には、木製の坂を上って遊ぶ「バンク」や、突起を頼りに壁を登る「クライミングウォール」などの遊具があり、22年度は市内外の子どもら約1万2400人が利用した。

施設は指定管理者の留萌観光協会が運営。遊戯ひろばは小学生以下が対象で、利用料として1人につき100円を徴収している。4月からは無料化による観光協会の減収分を、市がふるさと納税で穴埋めする。市外に住む子どもの利用料は据え置く。

コロナ禍を受け、遊戯ひろばは1日3回(各回1時間半)、定員60人の入場制限を設けてきた。新型コロナの5類移行などを受け、市はこれを段階的に緩和する方針。無料化後の利用状況をみて、利用時間や定員の見直しを進める。

市は、ちゃいるもの隣接地にアウトドア用品製造販売大手モンベル(大阪)の店舗が入る公設民営の施設を建設する計画を進めている。経済観光課は「市内外からこのエリアに多くの人に足を運んでもらい、にぎわいを創出したい」としている。

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