絵本作家・林明子さんデビュー50周年! 幻の初期作品『しゃぼんだま』期間限定で復刊

絵本作家・林明子さんのデビュー50周年を記念して、1975年の刊行以来長く品切れとなっていた絵本『しゃぼんだま』(小林実 文、林明子 絵/福音館書店)が12月18日に期間限定で復刊されます。
『はじめてのおつかい』『こんとあき』『おつきさまこんばんは』など、子どもたちの心に残る作品を多く手掛けている人気絵本作家の林明子さん。子どもたちのちょっとした仕草や表情を的確にとらえた繊細なタッチの絵が、世代を超えて愛され続けています。
そんな林さんが11月に絵本作家デビュー50周年を迎えることを記念して、幻の初期作品『しゃぼんだま』が期間限定で復刊されることになりました。
さあ、シャボン玉を作ってみよう!
『しゃぼんだま』は、月刊絵本「かがくのとも」(福音館書店)1975年4月号として刊行された、子どもたちにとって身近なシャボン玉をテーマにした作品。家庭や園で楽しめるさまざまなシャボン玉遊びが、美しい色使いで描かれています。
・大きいシャボン玉を作るためにはどうしたらいい?
・ストローの太さを変えたら、どんなシャボン玉まができる?
・ストローを2本にしたら?
・たくさんのストローでやってみたら?
・紙箱でもできるかな?
いろいろなシャボン玉遊びのヒントが隠されているので、子どもも大人も、夢中になること間違いなし。
長きにわたって手に入らない状態が続いていた、まさに「幻の作品」というべき貴重な作品なので、この機会に手に取って読んでみてはいかがでしょうか。
作品概要
書名:『しゃぼんだま』
著者:小林実 文/林明子 絵
発売日:2023年12月18日
初出:月刊「かがくのとも」1975年4月号
定価:1,100円(税込)
ページ数:24ページ
詳細ページ:https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=7299
(読んであげるなら:4才から 自分で読むなら:小学低学年から)
子どもに読んであげたい!
世代を超えて愛される林明子さんの絵本
1973年「かがくのとも」『かみひこうき』(小林実 文)の絵で絵本作家デビューした林明子さんの代表作を3冊紹介します。
はじめてのおつかい(筒井頼子 文)
子どもの心の動きを鮮やかに描いた絵本
林明子さんがはじめて手がけた物語絵本。おつかいに行く女の子の不安や緊張、そして、勇気と誇らしさが描かれた作品です。手に汗握る展開が続くストーリーと、主人公・みいちゃんの心の動きが伝わってくる絵で、50年近く読み継がれるロングセラーに。(1977年初版)
こんとあき
ぬいぐるみのこんと女の子あきの冒険の物語
キツネのぬいぐるみ「こん」と女の子「あき」がおばあちゃんの家を目指して遠出をするお話です。お互いがかけがえのない存在であるこんとあきの関係性が少しずつ変化していくところも見どころで、読み聞かせする大人の心にもぐっとくる一冊です。(1989年初版)
おつきさまこんばんは
今夜もお月さまは夜空で照らします
夜空に昇る月の気持ちをシンプルな絵で描いた作品。雲で隠れそうになると、表情が曇り、晴れると優しい笑顔。子どもたちは自分がお月さまになったような体験ができます。まるで話しかけてくるようなお月さまのやさしい表情に子どもたちも思わずにっこり。0歳から楽しめる作品です。(1986年初版)
林明子さんプロフィール

撮影:浅田政志
はやし・あきこ/1945年、東京に生まれる。横浜国立大学教育学部美術科卒業。1973年、「かがくのとも」の『かみひこうき』で絵本作家デビュー。その後、絵本に本書のほか、『こんとあき』『はじめてのおつかい』『おでかけのまえに』『でてこい でてこい』『きょうはなんのひ?』『おふろだいすき』『はっぱのおうち』『ぼくのぱん わたしのぱん』「くつくつあるけのほん」全4冊(以上、福音館書店)などがある。長野県在住。
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