英語で会話、読み聞かせ 厚沢部のこども園に外国人職員
【厚沢部】子育て世帯向け移住体験事業の保育園留学で一時保育の受け入れを担う町内の認定こども園「はぜる」は、外国人職員1人を配置した。この職員と園児との会話は全て英語とし、園児たちに外国の文化や言語に親しんでもらう狙いだ。
同園には町の外国語指導助手(ALT)が派遣されていたが、小中学校の授業で忙しく、訪問は年数回だった。そこで同園と保育園留学事業を運営するキッチハイク(東京)が、独自に外国人職員を配置しようと計画。多様性への理解も深めてもらう役割も担うダイバーシティー・インストラクターとして、米国出身の関コリーンさん(33)を採用した。
米国と日本の双方の保育施設で勤務経験がある関さんは、日本人の夫と1歳の長女と一緒に埼玉県から厚沢部町に移住し、7月下旬から同園で働く。日本在住歴12年で日本語は堪能だが、園児と食事したり遊んだりする際や、絵本の読み聞かせでは英語しか使わない。園児たちもすぐに「サンキュー」などと英語を使い始めている。
関さんは「はぜるの園児はオープンな性格の子が多い。創造性や好奇心を育てていきたい」と意気込んでいる。(宮崎将吾)
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