厚沢部町に日本子育て支援大賞 道内自治体で初 保育園留学など高評価

「日本子育て支援大賞」の賞状を持ち、意気込みを新たにする佐藤正秀町長

【厚沢部】町は、子育て支援に力を入れる自治体や企業を表彰する日本子育て支援協会(東京)の本年度の「日本子育て支援大賞」を受賞した。道内自治体の受賞は初めて。子育て世帯向け移住体験事業「保育園留学」などの取り組みが高く評価された。

同協会は2020年度から毎年、子ども用の玩具や日用品など子育て支援につながる商品を対象に同大賞を選んでおり、21年度以降は自治体部門を加えて表彰している。本年度の自治体部門には約30自治体が応募し、「大賞」は町のほか、福島県南相馬市、福島市、徳島県鳴門市がそれぞれ受賞した。

厚沢部町の受賞理由として、同協会は町の保育園留学事業について「地元と都市部の子どもたちの交流が双方にとって貴重な体験になっている」などと評価。また、認定こども園「はぜる」は子どもたちの自主性を尊重した保育を行っており、中高生が通う公営塾は学習環境の向上に貢献しているとした。

佐藤正秀町長は「これまでの活動が認められてうれしい。これからもより一層、子育て支援に力を入れていきたい」と話している。(宮崎将吾)

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