【こどもの本棚】ジェイムズ・マーシャル『みずうみのおはなし3にんぐみ』
今回のテーマは「ナイスなチームワーク 3人組のはなし」
推薦者 青木景子さん(帯広市図書館)
語り手それぞれ 膨らむ物語
児童文学「おはなし3にんぐみ」シリーズ(ジェイムズ・マーシャル作、小宮由訳/大日本図書)は、登場人物の仲良し3人組がそれぞれに考えたお話を順に披露し、物語を膨らませていく個性的な作りをしています。3冊出版されている中、青木さんは「みずうみのおはなし3にんぐみ」=写真=を紹介します。
ローリーとスパイダー、サムは、静かな湖のほとりで宿題をしようと集まりました。でも、スパイダーの弟ウィリーが騒がしい。3人はウィリーを追い返すため、怖いお話を始めます。
「『みずうみの~』はシリーズの中で唯一、ウィリーもお話をします。いつも邪魔者にされるウィリーが3人を驚かせる結末が待っていて、特に楽しいです」と青木さん。小学校低学年ごろから。
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(2023年6月14日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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