ブックコーディネーター尾崎実帆子さんおすすめの絵本・児童書6選(2023年3月)

【2023年3月】ブックコーディネーター尾崎実帆子さんおすすめの絵本・児童書6選

札幌市を中心に、街のいろいろなお店や場所で本を買える仕組みを作っている「さっぽろブックコーディネート」代表の尾崎実帆子さんが、幼児、小学校低・中学年、高学年別におすすめの絵本や児童書を紹介します。

幼児におすすめの絵本

『みち』(三浦太郎/作)

みち

ふたりの子どもと1ぴきの犬が、ずんずんずんずん「みち」を進んでいくシンプルな絵本です。花がさきチョウが飛ぶあぜみちから始まり、さかみちやでこぼこみちなどいろいろなみちを行きます。

歩くだけではありません。スキーをはいたり、自転車やラクダにのったりもします。よりみちしたりまよったりもします。ぷっつりみちが切れてしまったら、行き止まり? さてどうしましょうか。

「どんどんすすめばみちはできる」という言葉に、前にすすんでいこうという力強さが感じられます。ふたりと犬のじゅんばんが変わるのも深い意味があるのかな、なんて考えてしまいます。「みち」をゆびでなぞりながら読んだら楽しいですよ。もう一回!の声が聞こえてきそうです。(あすなろ書房 1430円)

『ねむらせやのネミイ』(阿部結/作)

ねむらせやのネミイ

夜なかなかねむれない、という日があると思います。そんなときは「ねむらせけんていだい1きゅう」のネミイにおまかせを。

きみがねむれないのは「ねむけくん」がどこかへ行っちゃったせいなので、ねむけくんがもどってくるようにすればいいんですって。あったかいミルクにはちみつをたらした「ねむねむミルク」や、おはなしをよんできかせる「ねむねむおはなしだいさくせん」など、ネミイはいろいろためすのですが、なんとネミイのねむけくんがやってきてしまったようです。

ネミイがやさしく語りかける文体なので…

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