ブックコーディネーター尾崎実帆子さんおすすめの絵本・児童書6選(2022年12月)

札幌市を中心に、街のいろいろなお店や場所で本を買える仕組みを作っている「さっぽろブックコーディネート」代表の尾崎実帆子さんが、幼児、小学校低・中学年、高学年別におすすめの絵本や児童書を紹介します。

幼児におすすめの絵本

『この本はよまれるのがきらい』(ダビット・サンデン/作 青山南/訳)

この本はよまれるのがきらい

まずタイトルにびっくりします。本なのに読まれるのがきらいって、どういうことでしょう?

表紙にも「あけないで」と書いてあります。そう言われると、読みたくなってしまいます。でも、どうしても読まれたくないこの本は、読まれないようにいろいろな方法でていこうします。

鳥のように飛んでにげようとしたり、自分で自分をもやそうとしたり。だれも聞いたことがない「ことば」があらわれたり字が消えはじめたりして、読む大人は大変ですが、子どもはもっと読んでほしいのです。

本を読んでほしい子どもと、読んであげようとする大人と、読まれたくない本がバトルをしているみたい。「もういっかい」とおねがいされたらどうしましょう?(すばる舎 1,760円)

『からっぽのにくまん』(まつながもえ/作)

からっぽのにくまん

なかみをつめてもらえなかった肉まんが主人公です。ほかの肉まんからお肉を分けてもらおうとしても、だれも分けてくれないので、肉まんやさんをとび出していきます。

はじめに入ったのはピザやさん。ピザまんになれるかも、と思いつくのですが、ピザやさんはなかみをつめてくれません。次に入ったのは、わがしやさん。あんまんになれるかも、と期待しますが…

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