連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第7回
#7|天気予報とお買い物 知識得る機会 日常に
「先生、これは何ですか?」。理科の問題集を手にした、中2の生徒から質問されました。見ると、天気図が載っています。どこが不思議なんだろうと思っていたら「どうして日本地図の上に、等高線が書いてあるんですか?」。ああ、と思わずため息がもれました。
社会科の地理では、日本地図と一部の地域に等高線が描かれた地形図をそれぞれ習います。でもこれは、日本地図の上に線がある…と思ったのでしょう。そう、この子は初めて「等圧線」というものを見たのです。
私が幼いころは、1日に何度もテレビの天気予報を見ていました。意識しなくても暮らしに溶け込んでいた情報です。しかしスマホが普及し、明日の天気はテレビの予報を待つことなく分かるようになりました。
しかも、多くの人が知りたいのは自分の住む場所の天候と気温だけ。全国の天気図が目に入る機会はありません。そこで私は、長女(6)と長男(4)に毎日天気予報を見せています。
買い物中も、2人の視野を広げます。この時期、スーパーにはおいしそうな果物がいっぱい。「どれが食べたい?」と相談する時は、値段のほかに産地も確認しながら選びます。
和歌山と愛媛がミカン、山形はラ・フランス、千葉県は和梨…。2018年度の公立高入試では、青森の特産がリンゴだと知っていれば答えられる問題が社会科で出ました。学力テストにも、特産品はよく出題されます。受験勉強は就学前からできるんですよ。
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