連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第43回
#43|算数 時間の計算「ピザ」で解決
時計は私たちの暮らしに欠かせないアイテムです。一方で、時計に関する問題は小学校で子どもたちが本当に苦労しています。今は大人がスマホで時刻を確認するケースが多くなり、子どもたちがアナログ時計に触れる機会が極端に少なくなったのも原因です。
小1で時計を読む問題、小2では「30分後、15分前は何時何分か」と言った時間を答える問題が出ます。家庭でどれだけ時計に触れておくかが、スムーズな理解への鍵になります。
高学年になると、時間→分→秒や、その逆の単位変換が出てきます。小学生だけでなく、中学生でも苦手な生徒が多いです。しかし、わが家では、ある食べものを使って教えています。それは「ピザ」です。
「ピザ30分ぶん」というと、2分の1を指します。「15分」は4分の1、45分はその3人分で4分の3です。「ピザを15分ぶん、食べていいよ」=「4分の1を食べていい」と、理解する練習をしています。
これに慣れると、15分=4分の1時間、45=4分の3時間というように、簡単に分から時間へ変換できるのです。視覚による理解なので未就学児や低学年もイメージできますね。この応用で、20分=3分の1、40分=3分の2も覚えましょう。
12の倍数は算数・数学の問題で出ます。12、24、36、48、60…。そう、60になるので、12分=5分の1、24分=5分の2…となります。
12分や24分など12の倍数は本当によく出題されています。「60で割る」という大前提を知っておき、パッと頭に数字が浮かぶと、問題はあっという間に解けます。難しい単位計算もキッチンで解決。ぜひ試してみてくださいね。
この記事に関連するタグ
What’s New
- 子育て・教育
- ALL
Editor's pick up
Ranking
- すべて
- 子育て・教育
2024
5/7
TUE
Area
道央
小樽・ニセコ・積丹