妊婦の情報登録、累計千人目前 救急搬送時に活用「ぜひ利用を」 美幌・津別消防本部「ネット」16年目

エントリーネットのパンフレットを持つ美幌・津別広域事務組合消防本部の職員

【美幌、津別】美幌・津別広域事務組合消防本部の「妊婦エントリーネット」の登録者が間もなく累計千人となる。妊婦の情報を事前登録し、体調が急変した場合に的確に救急搬送する取り組みで、2007年から始めて今年で16年目。消防本部は「登録者ではない妊婦の救急搬送は依然多い。妊娠している人はぜひ利用を」と呼びかける。

両町内には現在分娩ができる医療機関はなく、緊急時には北見の中村記念愛成病院や北見赤十字病院、北見レディースクリニック、網走の網走厚生病院に搬送している。

エントリーネットでは、事前に妊婦の住所、名前、年齢、出産予定日のほか、妊娠は何人目か、現在の体の状態はどうか―などの情報を登録、保管し、救急搬送の際に役立てている。これまでに登録した人は994人(20日現在)おり、実際に年数件は登録者の搬送があるという。

美幌・津別では、札幌や首都圏などから帰省し、里帰り出産する人が多いのが特徴という。妊婦のうち登録している人の割合ははっきりしないが、消防本部の亀井勝彦警防主幹は「実際に現場に立ち会っている感覚からすると、半数程度ではないか」と推測する。

消防本部の救急救命士、新岡行彦さんは「搬送中の分娩にも確実に対応できるよう毎年講習を欠かさない。態勢は万全なのでぜひ登録をしてほしい」と話す。

エントリーネット登録の問い合わせは美幌消防署救急担当((電)0152・73・1446)か、津別消防署救急担当((電)0152・76・2189)へ。

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