乳がん早期発見を 医師夫婦が乳腺外科クリニック 釧路町に5月10日開業

乳がん検診の積極的な受診を呼びかける廣瀬裕子副院長(左)と夫の和幸院長

【釧路町】釧路市出身の女性医師が10日、医師の夫と共に釧路町で「ひろせクリニック」(東陽大通西1)を開業する。釧根管内のクリニックでは初となる乳腺外科を開設し、病院でしか受けられなかった乳がん検診の敷居を下げることで、がんの早期発見につなげたい考えだ。

女性医師は副院長の廣瀬裕子さん(40)で、釧路湖陵高を卒業後、山形大に進学。専門は泌尿器科で、釧路市内の病院などで勤務経験がある。夫で院長の和幸さん(41)は仙台市出身。山形大を卒業後、釧路市立病院の外科などで勤務し、乳腺外科など一般外科を専門とする。

2人とも乳がん発見のための検診マンモグラフィ読影認定医の資格を持つ。クリニックは2階建てで、診療科は乳腺外科、泌尿器科、内科、外科、人工透析。2階に人工透析センターとして15床を設けた。

乳がん検診は要予約で、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)4千円、エコー検査3500円、マンモグラフィーとエコー検査のセット4800円。2人は「乳がんの早期発見のためにも検診を積極的に受けてほしい。専門分野を生かし、地域のニーズに応える医療を提供したい」と話す。問い合わせは同クリニック(電)0154・64・6315へ。(伊藤美穂)

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