連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第12回
味覚を豊かに 幼いうちから「記憶」刻みたい
子どもが甘い飲み物を求めてしまう―と悩んでいる方にお勧めなのが水割りです。娘は甘い飲み物を一気に飲み干す癖があるので、ジュースは半分水で薄めてコップに少量だけ入れて飲ませています。
大人も市販品を薄めて飲んでみると新しい発見ができますよ。意外においしく、酸味や甘み、香りをより感じやすくなる気がします。スポーツ時に100%果汁ジュースをお好みの濃さに薄め、塩を加えて飲むこともビタミン類が摂取できて一石二鳥です。
いずれ娘や息子にも、世界中の味を楽しむようになってほしいと思っています。ハーブを効かせたスープや、スパイスを使ったカレー、酸味がある酢の物なども塩味と辛さを抑えて食べさせてみています。複雑で豊かな味や香りにも慣れるため、今のうちから「味の記憶」を刻みたいという気持ちがあるからです。
今月2歳になった娘はちょうどイヤイヤ期の真っ最中。何か違うものが欲しい、違うことがしたい時に「イヤ」と思っていなくても、語彙が少なくて「イヤ」と言ってしまうので、自分でも気持ちをコントロールできていません。
食べ物も例外ではありません。それでも一度食べなかったものは、つぶしたり、丸めたりして出すと、ペロッと食べてくれます。娘に「おいしい?」と聞くと、「おいちー」か、首を振って感想を聞かせてくれます。これからも、子どもたちが「おいちー」と言える料理が増えるよう、家族で歩んでいきたいです。
写真提供/井澤綾華さん
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