連載コラム「井澤綾華のうちのごはんができるまで」第5回
赤ちゃん対策 寝ている間に下ごしらえ
3月に娘が生まれるまでは会うのが待ち遠しく、生まれてからは愛(いと)しくてたまりません。ただ、想像以上にやりたいことも、やるべきこともできない。4世代同居なのでサポート体制は万全なのに「やっぱり子育てって大変!」と実感しています。
さらに夏の今、農家の家族がそろうのは食事の時だけです。食べることとだんらんが両立できる手抜き技を編み出しました。
まずは、3日間の献立を決めます。毎回考えるのは意外とストレスを感じるもの。私は身動きできない授乳中に済ませます。
次に、赤ちゃんが寝ている間や機嫌のいい時を見計らって3日分の野菜の皮をむき、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。ジャガイモなどは少し表面の色が変わりますが、味は変わりません。カットすると損なわれる栄養分も、皮むきだけなら大丈夫です。何より、調理の時に生ごみが出ないのは本当に楽!
ただし、キャベツなどの葉物は乾燥するため、この方法は不向き。炒め物などの場合には直前に手でちぎって使います。切断面も多くなり、調味料が染みこみやすいんですよ。
肉や魚は切り分け、ポリ袋で保存しましょう。料理に合わせて下味をつけておけば楽ちんだし、しっかり染みます。
家族全員で祝った、娘の生後100日とお食い初めのお膳でも、皮むき野菜は大活躍でした。
キャベツ
1年中出回っている野菜の代表ですが、この時期はアウトドアのお供として出番が増えます。お友だちや家族と一緒のキャンプで焼きそばの具に、ピクニックの時はコールスローサラダに。農家などの収穫体験に参加すれば、採りたてを生のまま食べられます。TPO(時、場所、機会)を変えるのも、苦手を克服する方法です。
(写真提供:井澤 綾華さん)
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