【こどもの本棚】苅田澄子『たべものあいうえおのえほん』

今回のテーマは「初めての音読」
推薦者 瓜屋有梨さん(音更町図書館)

大きな文字とおいしそうな絵

瓜屋さんが紹介するのは、文字を学ぶのに役立ち、声に出して読むのも楽しい本です。「たべものあいうえおのえほん」(苅田澄子文、いわさきまゆこ絵/金の星社)=写真=は、瓜屋さんも自宅で5歳の子どもと読んでいて、「イラストも字も大きく見やすいです」と話します。

本を開くと、左ページにひらがなが1文字、右ページにその文字から始まる食べ物の絵が描かれています。「あ」のページにはアイスクリーム。絵の横には「あまくて つめたい あいすくりーむ ああ おいしい」と、「あ」を多く盛り込んだ文も添えてあります。

ほかにも、「おおきな おむらいす」や「ほかほか ほっとけーき」など、五十音に関連付けたおいしそうな食べ物がたくさん登場します。4歳ごろから。

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(視覚デザイン研究所作、くにすえたくし絵/視覚デザイン研究所)

(2024年4月16日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)

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