連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第15回

#15|コロナ下の勉強法 自ら進んで学ぶ姿勢に

#15|コロナ下の勉強法 自ら進んで学ぶ姿勢に

新型コロナウイルスの影響で、まだつらい思いをしているお子さんも多いことでしょう。それに加えて、昨年度末から続いた休校もあって勉強の進み具合の心配もたくさんありますね。

でも実は、今までの受け身の勉強から自ら進んで勉強するという姿勢に変えていく大きなチャンスでもあります。気持ちを切り替えて、まずは教科書を開いて今学習しているところまでを一つ一つ確認してみましょう。

科目別で、やりやすいのは算数。特に計算問題は解き方と解答が決まっているためです。分からないところは、今はインターネットで調べると、詳しく教えてくれる動画やサイトがたくさんあります。

また「誰かに教えてもらう」のを待つのではなく、「自分から教えてもらうようにお願いする」というのも勉強にとってとても大切な姿勢です。家の中でお願いできる身近な人は、やはりお母さんでしょうか。

高学年になると、お母さん自身も分からないところが多くなりますね。ただ、お母さんが不安に思うことはありません。一緒に横に寄り添って勉強をして、「難しさ」を共有するというのもとても大事です。

いつもこんなふうに勉強してるんだね。すごいね!というふうに親子で話し合えたら、きっと勉強を一緒にすることが楽しくなりますよ。

ぜひ、今の環境ならではのチャレンジをしてみてください。

教えてくれたひと

本多抽紀江さん

家庭教師

ほんだ・ゆきえ/家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。
https://pandanoniwa.co.jp/

Area

北海道外

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