日本の伝統的な行事「お正月」とは? 子どもに由来や風習を伝えてみよう

今年も残すところあと数日。年末の忙しさが終われば、いろいろなお正月の行事が目白押しですね。お正月の行事や風習には、それぞれに由来や意味があります。お正月に向けて、改めてその由来や意味を知ることで、新たな気持ちで新年を迎えてみませんか。お子さんにも説明できるように、お正月に関する風習の由来を紹介します。

そもそも「お正月」とは?

「お正月」は、新しい年の幸せをもたらすといわれる“年神様”をお迎えするためのもので、古くから続く日本の伝統的な行事です。

いつからいつまでがお正月かというと、実は地域によって異なり、お正月の門松などを飾っている期間である「松の内」を1月7日とし、元日から7日までをお正月とする地域もあれば、15日までとする地域もあるなどさまざま。一般的には、1月7日までとする地域が多いようで、翌1月8日を門松やしめ縄などを取り外す「正月事納め」として、お正月を終えるという流れになっています。

お正月ならではの風習

また、お正月には「書き初め」をはじめ、「鏡開き」や「どんど焼き」など、さまざまな風習があります。

書き初め
小学校の冬休みの宿題でよく登場する「書き初め」は、年神様がいるという恵方に向かって祝賀や和歌、俳句などを書いていたことからはじまったといわれ、現在では、新しい1年の目標や抱負を毛筆でしたためるものとして、1月2日に行うとされています。

鏡開き
「鏡餅」は年神様へのお供え物としてだけではなく、お正月期間中、年神様の魂が宿るといわれています。お正月が終わった後にその餅を食すことによって年神様の力をいただき、無病息災を祈るという意味があるのだそう。毎年1月11日に行われることが多いですが、地域によっては日程が異なるところもあるようです。

どんど焼き
お正月行事の締めくくりとして1月15日に行われているのが「どんど焼き」。どんど焼きとは、お正月飾りやお守りなどを燃やす火祭りのことで、お正月にお迎えした年神様をどんど焼きの煙とともに見送り、新しい1年の無病息災を願う行事として、人々に親しまれてきました。

このように、お正月に関する風習は本当に多くあり、1つひとつに由来や意味があります。ぜひ、お子さんにも説明してあげながら、お正月ならではの家族団らんを楽しんでみてくださいね。

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