産後ケア 訪問型で開始 清里町
【清里】町は本年度から出産後に育児の悩みや心身の不調を訴える母親を支える「産後ケア事業」を始めた。助産師が利用者宅を訪問する「訪問型」で、授乳や乳房のケアの指導などを行う。
事業は、町が委託契約する網走市の助産師が利用者宅を訪問し相談に応じる。対象は出産後1歳未満の乳児を育児中の母親で、利用料は無料。月~土曜の午前9時~午後4時、1人1時間、4回まで利用できる。
産後ケア事業は現在は市町村の任意事業だが、2019年に母子保健法が改正され、市町村での実施が努力義務に位置付けられた。21年4月の施行が検討されている。事業には、母子が病院や保健センターなどに日中だけ滞在する「デイサービス型」、助産院などに泊まる「宿泊型」、「訪問型」の3種類がある。町保健福祉課は「子育て世代の育児の不安解消につなげたい」としている。問い合わせは町保健福祉課(電)0152・25・3850へ。(国乗敦子)
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