【こどもの本棚】ジャンリュック・フロマンタル『にげろ!がいこつ シャーロッコツ・ボーンズのじけんぼ』
今回のテーマは「ほね・ほね・ほね」
推薦者 青木景子さん(帯広市図書館)
楽しい謎解き 光る翻訳
骨やガイコツは、子どもたちの興味を誘う人気テーマの一つです。青木さんが紹介するのは、絵本「にげろ!がいこつ シャーロッコツ・ボーンズのじけんぼ」(ジャンリュック・フロマンタル文、ジョエル・ジョリヴェ絵、あなべまき訳/化学同人)=写真=。青木さんは「謎解きが楽しく、翻訳のセンスも光る作品です」と話します。
舞台はガイコツたちが暮らす「ホーネランド」。ある日、クリーニング屋のスネマリーさんが尺骨を何者かに盗まれました。肉屋のユビーフさんは腓骨(ひこつ)、整骨院のコシジョーブさんは尾骨を取られ、その後も次々と骨が盗まれます。
調査に乗り出した名探偵のシャーロッコツ・ボーンズは、犯人を捕らえるため、ある奇策を実行します。間もなく判明する犯人の正体と、犯行の理由とは。5歳ごろから。
こちらもおすすめ
「こまったうしのガイコツまおう」
松山円香作/小学館
「ほね・ホネ・がいこつ!」
中川ひろたか文、スズキコージ絵/保育社
「だれのほね?」
たけうちちひろ文、切り絵/出版ワークス
(2023年6月7日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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