パラきたキッズ楽しさ満杯 北見「パラボ」で4月29日新装開業 広さ3倍、疑似カーリング遊具も

幼い子どもが遊べるボールプールもある(北見市提供)

北見市の屋内子ども遊戯場「パラきたキッズ」が4月29日、JR北見駅横のまちきた大通ビル・パラボ6階に新装開業する。広さはこれまでの3倍以上になり、乳幼児から小学生までが遊べるスペースを確保した。カーリングを疑似体験できる遊具、親子で調理できるキッチンスタジオなども用意し、市は「多くの家族連れに使ってもらえる施設を目指す」と意気込む。

新装のパラきたは旧市議会議場に整備し、床面積は約1400平方メートル。遊び場は乳幼児向けと小学生向けの2区画で、きょうだいや年齢差のある子どもが同時に楽しめる。タワーや滑り台、木製遊具に加え、北見らしい疑似カーリング遊具(カナダ製)を設置。遊び場以外に、授乳室やキッチンスタジオ、子育てサークルなどの利用を想定した多目的室も整備した。

幼い子どもが遊べるボールプールもある(北見市提供)

幼い子どもが遊べるボールプールもある(北見市提供)

パラきたは2016年7月、未就学児向けの遊び場としてパラボ5階に開業した。広さ400平方メートルほどで、年間1万5千人ほどの来場があった。パラボ内で催事が開かれている間は、面積縮小や休場を余儀なくされることもあり、市には利用者から「常に同じ広さで開場してほしい」との要望が寄せられていた。

新装の事業費は21、22年度の予算ベースで計約3億2700万円。昨年4月から続いていた改装工事は今年3月に終わり、現在は遊具の設置やスタッフ研修などの準備が進んでいる。幼児教室の運営などを手掛ける札幌の民間会社「こどもクラブ」が指定管理する。

市保育課は、多世代の人がパラきたを訪れ、近くの商業施設にも流れることを期待。新装後は年間3、4万人の来場を見込んでおり、「子育て世代の交流拡大や、中心市街地の活性化につながれば」としている。

パラきたは入場無料。市外の人も利用できる。最初に利用登録し、来場時に受け付けをする。毎週火曜と年末年始は休み。午前10時~午後5時。保護者の付き添いが必要。利用の問い合わせはパラきたキッズ、電話0157・57・5602へ。(山田健裕)

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