春の日差しを感じるようになると、気持ちがわくわくしてきますよね。春は入園、入学式など新生活がはじまる家庭も多いはず。肌に透明感と明るさを与える“春メイク”を取り入れ、気分をリフレッシュしてみませんか。後半では顔のリフトアップエクササイズも紹介します。

2023年春のメイク、トレンドカラーは「オレンジ」と「ピンク」

暖かな陽気とともに心軽やかになるこの時期。メイクカラーも春を感じさせる色味が多彩にそろいます。イチオシはオレンジ系。肌なじみがよく、くすみなどをカバーしてくれるのでぜひ取り入れて欲しいカラーです。定番のピンク系はふんわりと優しく、上品さを演出できますよ。

ナチュラルなベースメイクでツヤ感を！

春は明るく華やかな季節。肌も自然な美しさを引き出すことが大切です。薄付きのクリームファンデーションやBBクリームでツヤ感を出し、仕上げはパウダーで軽く押さえましょう。マットな仕上がりと比べ明るく軽やかな印象に仕上がります。また、春は冬と比べ日差しが強くなるため、UVカットが配合されたベースメイクを選ぶと良いでしょう。

おすすめは肌なじみが良い「オレンジ系アイシャドー」

この春、目元に取り入れたいカラーは「オレンジ」。まぶたのくすみをカモフラージュしながら、自然と肌になじむ色味です。原色は主張し過ぎてしまうので、ベージュが混じった “オレンジブラウン”や“テラコッタ”など深みのある色を選ぶと上品な仕上がりになりますよ。

「ピンクチーク」でリフトアップ！ ポイントは頬の高い位置から

原色のピンクは発色がよく、可愛らしさを表現できますが、大人の女性を演出するなら“コーラルピンク”や“ピンクベージュ”がおすすめです。頬の高い位置からチークを入れることで、頬がキュッと持ち上がるように見え、リフトアップ効果も期待できます。

口元はフォーマルな場にもふさわしい淡いピンクで！

可愛らしく、落ち着いた印象を与える“サーモンピンク”など、淡いトーンのピンク色がおすすめです。質感はツヤ感が出るリップグロスや、優しく柔らかな印象に仕上がるソフトマット系のリップ。入園、入学式のフォーマルな場にもふさわしい色味なので、ぜひ取り入れてみてください。

簡単エクササイズで頬と口元をリフトアップ

2023年3月13日以降、マスクの着用が個人の判断に任されることになり、徐々にマスクを外す場面が増えていきそうです。そこで気になるのが、これまでマスクで隠れていた頬や口元。マスク生活が長期間続いたことで、顔がたるんだ印象になっていませんか？ すきま時間に簡単にできるエクササイズで引き締め、春メイクとともに楽しみましょう！

頭皮をほぐしてリフトアップ

フェイスラインのたるみが気になると、顔のケアばかりに走りがちですが、実は頭部のむくみや凝りをほぐすことが大切。顔の表情筋を支えているのは頭の筋肉です。頬のたるみと関係する側頭筋をほぐしましょう。

◎側頭筋マッサージ

側頭筋とは耳の上にある筋肉の一つで、頬を支える筋肉とつながっているため、側頭筋がこると顔全体のたるみの原因になると言われています。

・グーにした手で側頭部（耳の中心より上の部分からこめかみの周辺）を両側から挟みます。
・第二関節を使って、上から下へ4、5カ所、内から外へ小さく円を描くように10回ほどグリグリと揉みほぐしましょう。

舌回しエクササイズでほうれい線ケア

ほうれい線ができる原因はさまざまありますが、最大の原因は頬のたるみです。舌で口のまわりの筋肉を鍛え、頬のたるみを解消しましょう。最初はキツイと感じるかもしれませんが、徐々に慣れてくるので無理のない範囲で行いましょう。

◎舌回しエクササイズ

・唇を閉じて、舌先を使い、上下の歯の外側のほうれい線をなぞるようにゆっくり回します。
・これを時計回りと反時計回りに同じ回数行います。目安はそれぞれ20回。

鎖骨リンパマッサージでたるみ解消

首や鎖骨周辺には多くのリンパ節があります。鎖骨周辺をマッサージすることで、顔のたるみだけでなく、目元のむくみがとれ、ぱっちりとした印象になります。肩凝りや足の冷え、むくみなど、全身のリンパの流れもよくなる傾向があります。

◎鎖骨リンパマッサージ

・耳の下から肩先まで、親指以外の4本の指で優しくさすります。
・目安は左右20回。入浴時に行うとより効果的です。

＊　＊　＊

最近はドラッグストアで手軽に購入できるプチプラコスメが充実しています。トレンドカラーを1つ加えるだけでも気持ちが前向きになるのでぜひお試しを。一方、口元や頬の引き締めケアは習慣化できるエクササイズです。毎日、心がけて実践してみてください。

文・構成・撮影：山道理映子　イラスト：やまみちまさかつ