うらほろ森林公園のキャンプ場、心配りで人気

うらほろ森林公園のキャンプ場

うらほろ森林公園のキャンプ場

浦幌町にある「うらほろ森林公園」はその名の通り、緑あふれる森の中にある。散歩道として親しまれるなど、町民の憩いの場で、観光客も数多く訪れる。

公園内には、町の祭り会場にもなる林間広場や遊具、キャンプ場、パークゴルフ場が整備されている。中でもキャンプ場は人気が高く、釧路方面からの利用者や常連も多い。

管理棟にある菓子などの販売コーナー

管理棟にある菓子などの販売コーナー

キャンプ場にはテントを張る区画と、車を乗り入れられる区画がある。バンガローも10棟並ぶ(全て有料。車の区画とバンガローは要予約)。新型コロナウイルス下でも人の入りは変わらない。5月の大型連休と夏休み期間が最もにぎわい、年間約5千人が利用している。

人気の理由は静かな自然環境に加え、手入れと心配りが行き届いた設備やサービスにもある。公園を管理する町内の会社「レアス」の総務部長、岩田彰さん(67)は「『今まで利用したキャンプ場で最もきれい』と言ってもらったこともあります」と胸を張る。

管理棟で子どもたちのために用意している折り紙

管理棟で子どもたちのために用意している折り紙

トイレと炊事場は、職員が毎日清掃する。管理棟ではカセットガスや紙皿、即席麺、菓子などを販売。生ビールも1杯350円で用意している。子どもたちにプレゼントするために職員が手作りする折り紙も、好評だそう。近く、管理棟の一部をシャワー室に作り替える予定で、来年度には使えるようになる(有料)。

焼き肉も気軽にできる。焼き台が並ぶ施設「バーベキューハウス」の予約さえしておけば、手ぶらでいい。隣接する建物「ふるさとのみのり館」で焼き肉用の食材を購入できる。炭と網の準備、片付けは職員が行うので、手間をかけずに焼き肉を満喫できる。

眺めのいいつり橋

眺めのいいつり橋

バーベキューハウスを見下ろす山にはつり橋もある。ハウスの横の階段が橋に通じている。ゆらゆら揺れてちょっとしたスリルがあり、公園を見渡す抜群の眺めが楽しめる。(相沢早希子)

(2022年8月26日 北海道新聞夕刊掲載記事)

MEMO

浦幌町東山町22。キャンプ場など、施設の利用は10月末まで。キャンプ場に関する問い合わせは管理棟、電話015-576-3455、バーベキューハウスについてはふるさとのみのり館、電話015-576-5005へ。

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