釧路市 “子育てLINE”来年1月にも開始 健診日や催し 情報配信

釧路市は来年1月にも、乳幼児の健診日程や親子向けのイベント情報などを無料通信アプリLINE(ライン)で配信する取り組みを始める。育児に関する情報を市から積極的に発信し、子育てへの不安解消や負担軽減につなげる狙いだ。
 
市はホームページ上に子育て情報を掲載しているが、「子育て支援」や「子育て相談」「子育て支援拠点」など項目別に細かく分かれ、市民から「知りたい情報がどのページにあるか分かりづらい」との指摘を受けていた。
 
発育状況などを調べる乳幼児健診では子どもの誕生日から人数を調整し、市が健診日を指定し郵送で通知するが、紛失して日程を忘れてしまう保護者も少なくないという。

そこで子育て世帯の多くが利用するラインを使い、登録時に子どもの生年月日を入録すれば、健診日や市内で開催予定の親子向けイベントなどの情報を配信するサービスに乗り出す。
 
ITサービス大手のトランスコスモス(東京)が自治体や大学向けに提供するライン公式アカウントツール「KANAMETO(カナメト)」を活用。利用者の年代や居住地域に合わせて情報を無料で配信できるため、地域の防災情報やゴミ収集日の日程などの配信も予定している。
 
道内の自治体では、苫小牧市や帯広市、砂川市などがラインで子育て情報を無料で配信している。市情報システム課は「ホームページに掲載されている情報を探すにも時間がかかる。こちらから市民に必要な情報を積極的に発信していきたい」としている。(今井潤)

この記事に関連するタグ

Area

北海道外

その他