函館のクワガタ、カブトムシ専門店 昆虫の魅力伝え20年 「大人も子どもも楽しんで」

国内外のクワガタやカブトムシを紹介する開米代表(左)

クワガタやカブトムシの専門店「オオクワショップ函館」(函館市千代台町30)が4月、開店20周年を迎えた。昆虫採集や飼育の魅力を伝え続ける開米(かいまい)孝二代表(50)は「大人も子どももおうち時間に楽しく飼育してもらいたい」と呼び掛けている。

クワガタ収集が趣味の開米代表は当初、市内の自宅で委託販売や卸売りを手掛けていたが、客の声を受けて松風町に店を構えた。その後若松町に移転し、2008年から現在地で営業している。当初はウサギやカメなども扱っていたが、間もなく昆虫専門店になった。

店内には体長約140ミリのヘラクレスオオカブトやタテヅノカブト、ヒラタクワガタのほか、開米代表が捕った道南産オオクワガタなど、幼虫を含め国内外の25種類180匹ほどがそろう。客層は中高生から親子連れまで幅広く、ギラファノコギリクワガタが子どもに人気という。値段は千円台~1万円台。餌やケースなどの飼育用品も販売している。

昆虫は関西の問屋から仕入れたり、道内外のブリーダーが飼育に協力したりしている。ブリーダーの一人、知内町の林業三浦航さん(30)は「温度や湿度に気をつければ誰でも簡単に飼える」と話す。

開米代表は「自分で収集場所を見つけて捕まえるのは、大人になってもわくわくする。全都道府県のオオクワガタを収集して店に並べるのが目標」と笑顔で語る。営業は午前11時~午後8時(変更の場合あり)。木曜定休。通販はホームページhttp://www8.ncv.ne.jp/~okuwasph/。問い合わせは同店(電)0138・51・5026へ。(加藤遥花)

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