道南スギの積み木 赤ちゃんに贈呈 函館市、木育の一環

道南スギを使用した積み木を受け取る滝花歩和ちゃんの両親=7日

道南スギを使用した積み木を受け取る滝花歩和ちゃんの両親=7日

函館市は、「木育」の一環として、今年4月1日以降に生まれた赤ちゃんがいる世帯に道南スギで作った積み木を贈る取り組みを始めた。8月から対象世帯に届けている。

積み木は三角形や円柱など12個がセットになっている。18センチ四方の箱に入っており、市のロゴマークや市の鳥であるヤマガラが描かれている。森林整備のため国が自治体に交付する森林環境譲与税を活用した。

8月以降、生後4カ月以内の乳児がいる家庭を保健師らが訪問する市の「こんにちは赤ちゃん事業」で自宅訪問した際に積み木を手渡している。訪問時に積み木の製作が間に合わなかった世帯に対しては、引換券を送っている。

今月7日には、7月17日生まれで市内北美原に住む滝花歩和(ほわ)ちゃんを保健師が訪ね、積み木を贈った。父親の保和さん(46)は積み木を歩和ちゃんに触らせながら、「スギの香りが心地いい。積み木で遊べるようになるのが楽しみ」と話した。(梶蓮太郎)

(2022年9月15日 北海道新聞朝刊掲載記事)

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