密避けて“青空図書館” 屋外で貸し出し 紋別
【紋別】新型コロナウイルス拡大による緊急事態宣言発令に伴い休館中の市立図書館は週4日、図書館が入る市文化会館の正面玄関前の屋外で、本の貸し出しを行っている。予約した本のほか、その場で選んで借りることもでき、外出控えが長引く中、読書好きの市民に好評だ。
図書館の臨時休館は緊急事態の延長により、定休日を含め6月21日までと、1カ月以上にわたることになった。「新刊を読みたい」などの要望が多く寄せられたことから、図書館は事前に予約を受け付け、20日までの水、金、土、日曜の午前10時~午後4時、文化会館の前で利用者に本を受け渡すことにした。
合わせて、「手に取らないと借りたい本が分からない」といった声にも応えるため、受け渡し会場に新刊や子ども向けの本を数百冊並べ、予約がなくても選んで借りられるようにした。
今月4日からスタートし、実施2日目の5日も次々と利用者が訪れた。小説などを借りた女性(65)は「通常は月2回ほど図書館を利用していたので長期の休館は寂しかった。助かります」と笑顔で話した。
本の予約は、ファクスや図書館のホームページ(登録者のみ)で行う。普段は原則対応していない電話予約も、月曜以外の日中は可能。貸し出しは1人10冊までで、現在は期間を3週間に延長している。返却は文化会館玄関のブックポストへ。ネット予約の利用登録は臨時休館中に限り電話でも受け付けている。問い合わせは図書館(電)0158・24・2261へ。
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