発達障害、音楽通じ支援 士別に5月、初の民間放課後デイサービス

5月にもオープンする「もあ」を前に、施設運営の計画を語る遊喜の喜多社長

発達障害などの子供を預かる放課後等デイサービス事業を行う「もあ」(市東2の14)が5月にもオープンする。放課後等デイサービス施設は市内2カ所目で民間施設は初めて。運営会社は、音楽との触れ合いを通じて子供の能力を引き出すなど特色を打ち出していきたい考えだ。

市街地で書店を経営する喜多武彦さん(61)が社長を務める株式会社「遊喜」が設置・運営する。かつて保育園だった平屋約450平方メートルのうち、約300平方メートルを利用する。現在、道に開設申請中。施設としての指定を受け次第、4月中旬にも利用受け付けを始める。

対象は、12歳以下の小学生で定員は1日10人、月~金曜日と第1・3土曜日が利用日(年末年始や祝日を除く)。児童発達支援管理責任者や保育士など5人が常駐する。市が利用費を助成し、市民は無料で利用できるが、教材費・おやつ代などで1日200円、送迎代が距離1キロにつき30円必要。

カリキュラムには、学校で使うリコーダーなどの楽器を演奏したり、歌に合わせて体を動かしたり、子供の想像力や集中力を育む「リトミック」と呼ばれる教育法を導入。失敗した時の感情とうまく向き合ってもらおうとカードゲームも取り入れる計画だ。

市内には、市が設置する放課後等デイサービスセンター「青空」(市東4北5)もあり、2月末時点で、7~16歳の37人が利用する。2カ所目の開設で、利用者にとっては選択の余地ができる。市健康福祉部こども・子育て応援課の武山鉄也課長も「双方の取り組みを共有し、利用者に良い情報を提供したい」とする。

市教育委員会によると、市内小学校では約60人が特別支援学級で学び、支援を必要とする子供たちが過ごす場が足りない現状がある。喜多さんは「支援はできるだけ早く始めた方が子供たちのためにも、保護者の支えにもなる」と開設を決意。「子供たちには日々目標を達成してもらうことで、自分に自信を持ってもらえるようにしたい」と思いを込める。問い合わせは遊喜、電話0165・26・7823へ。(増田隼斗)

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