子どものこと相談先一目で 釧路市ホームページに一覧表公開 保護者の要望に応える
釧路市は子どもの発達段階に合わせて、子育てや障害のある子どもに関する相談機関や制度などをまとめた一覧表をホームページ(HP)で公開した。保護者などからの「相談先をまとめてほしい」などの要望に応えた。
1月25日に公開された。記載されている相談機関名をクリックなどすると支援機関のパンフレットやHPに直接アクセスできるようになっている。
発達段階は妊娠、出産から、小中高、成人期まで八つに分かれている。相談分野は、子育てに関する相談と支援事業、家庭支援、障害などに分かれる。
産後の母親への支援を行う「ヘルプママ」、ひとり親家庭へのホームヘルパー派遣や、聴覚障害の子どもへの支援など、36の相談機関、支援制度などが紹介されている。今後、市内の小中学校に紙での配布も予定している。
作成は市障がい福祉課が企画し、関係課や関係機関に呼びかけた。きっかけは、同課がこれまでに行ってきた相談支援のニーズ調査で、障害のある当事者から要望が寄せられていたからだ。2016年の調査では、対象となった障害者1379人の20.4%が「どこに相談していいか分からない」と回答していた。また、21年の調査では課題として「行政による相談先の周知」が挙げられていた。子育てなどの複数の分野にも同様の要望があり、同課は障害者への支援に絞らずに一覧表を作ることにした。
同課の小池伸治課長は「分かりやすくまとめたので、ぜひ活用してほしい」と話す。(上田惟嵩)
この記事に関連するタグ
What’s New
- ニュース
- ALL
Editor's pick up
Ranking
- すべて
- ニュース
2024
5/10
FRI
Area
道央
小樽・ニセコ・積丹