幼稚園カフェ、交流拠点に 北見市内の旧園舎にオープン

赤いエプロン姿で接客する東海林明美さん(中央)

北見市内の北光幼稚園東棟に「幼稚園カフェ」がオープンした。旧園舎を活用し、発酵食品をふんだんに使った「腸活ランチ」や飲み物などを提供する。家事などに追われる子育て世帯も訪れやすいように、おもちゃや離乳食なども用意。割安な学生メニューも備えて、幅広い世代が集える居場所を目指す。

カフェは同棟を管理運営する「ミナパホッコウ」(吉田耕一郎代表兼同幼稚園理事長)が昨年11月に開いた。店長は、同棟で毎週金曜に子ども食堂「Akemiごはん」を開く東海林(とうかいりん)明美さんが務める。

東海林店長は、子ども食堂を通し、運営日以外に総菜を求める声や「気軽に集まれる場所がほしい」との声に接してきた。そのため同棟を英会話や書道の教室に貸し出している吉田代表に相談し「地域のためになるなら」と快諾を受けた。

店内は絵本やおもちゃなどを備え、幼児もくつろげるように、じゅうたん敷きの床席と椅子の計16席。午前11時~午後2時はランチバイキング(大人780円、小学生400円)を用意し、コーヒー(300円)も飲める。五目がゆ(100円)など離乳食もある。小学生から利用できる学生メニューはココア(150円)、ホットサンド(250円)など割安だ。

16日はバランスボールの講習会とランチ会が開かれ、市内外の19人が参加。唐揚げやポテトサラダ、もやしのナムルなどを詰め合わせた弁当(700円)の会食を楽しんだ。東海林店長は「地域の人が気軽に立ち寄り声を掛け合うことで、安心感や心の健康につながる場所にしたい」と話す。

今後はヨガ教室やミニコンサートなども予定する。午前11時~午後6時。不定休。問い合わせは東海林さん、電話090・9080・9340へ。(水野薫)

この記事に関連するタグ

Area

北海道外

その他