夏休み延長、授業時間どう確保 冬休み短縮にも課題 道内市教委から懸念

北海道教育委員会(道教委)が道立校の夏休み延長を検討し始めたことを受け、道内主要12市の市教育委員会(市教委)からは、授業時間や子供の居場所の確保など、課題を指摘する声が上がった。各市教委は暑さ対策への効果を期待する一方で、夏冬合わせた総休業日数の延長には懸念を示した。少なくなる登校日を冬休みの短縮で補う場合は、通学路の除雪などで調整が必要な地域もある。部活動への影響なども考慮する必要があり、各市教委は学校現場の実情を踏まえた判断が迫られる。

「総休業日数の延長は想定外。報道で道教委が検討していると知って驚いた」。千歳市教委の担当者はこう話す。

北海道新聞が調査した主要12市のうち、「夏休み延長を検討している」と答えた9市教委は、いずれも総休業日数を「50日以内」と定めた規則の改定は検討していないと回答した。

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