車に子ども、閉じ込み危険 夏は10分で35度 鍵の電池確認を

外気温32度で日なたに駐車した場合の車内温度の変化。白や赤に見えるフロントガラス付近が特に高温で、ダッシュボード付近は1時間で65度に達した

車の鍵とともに、子どもやペットを車内に残したままドアをロックして、外から開けられなくなる「閉じ込み」のトラブルが相次いでいる。真夏の炎天下では車内温度が急上昇する。昨年9月に静岡県内で認定こども園の通園バスに園児が取り残され死亡した事件が起きたように、車内に残されると熱中症などで命の危険を招く。日本自動車連盟(JAF)は、ドライバーにロック時の確認を慎重に行うよう求め、わずかな時間でも子どもやペットを車内に残したまま車を離れないように呼び掛けている。

熱中症指数の推移

「幼児が車内で泣いていました。母親は自分の上着で窓越しに日差しを遮り、名前を呼び続けていましたが、無事で良かった」。6月、札幌市内のスーパー駐車場で閉じ込みの救援に駆けつけたJAFのロードサービス隊員は、現場の緊迫した様子を振り返る。この日夕方、母親から救援依頼があり、隊員は約20分後に現場に到着した。外気温は約20度。車はエアコンが止まった状態で日なたに駐車し、解錠すると車内は蒸し暑かったという。

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