おさがりどうぞ 協力の輪広がれ 夕張で7月9日、持ち寄り企画 8日まで不要品受け付け

りすたに持ち込まれた子ども用品を仕分けする高野さん(右)ら

【夕張】洋服や玩具など子ども向けの不要品を持ち寄り、必要な人に無料で提供する初の「おさがりのわ」(実行委員会主催)が9日、市拠点複合施設りすた(南清水沢4)で開かれる。既に多くの市民が、大きな袋に入れた不要品を寄せている。

市内のこじか保育園の高野ゆうき園長(44)が、園児の母親らから「使わなくなった子ども用品をリサイクルする場があれば助かる」と聞き、子育て中の友人に呼びかけた。

提供を求めているのは新生児から中学生までの間に使う物。これまで、りすたには学校の制服やかばん、靴、絵本、ベビーカー、文房具などが持ち込まれている。同園に保管されている子ども服などもあり、当日はたくさんの品物が並びそうだ。

高野園長は「おさがりを使えば、エコにもなる。市内で助け合って子育てができれば」と多くの人に協力を呼びかけている。不要品の受け付けは8日までで、大型品は実行委が家庭に出向いて回収する。市外の人も品物の提供、持ち帰りができる。汚れや痛みがひどい場合は提供を断る。

おさがりのわは9日午前10時~午後4時。入場無料で、当日までに集まった点数に応じて1人何点まで持ち帰れるかを決める。カフェも出店し、子どもと一緒の来場も歓迎する。(高橋浩志)

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