「森の輪」で元気に育って 美瑛町が新事業 赤ちゃんに木製玩具
【美瑛】町は本年度から、町内で誕生した赤ちゃんにドーナツ型の木製玩具をプレゼントする「森の輪(わっこ)プロジェクト」に取り組む。1月19日に美瑛町保健センターで行われた初の贈呈式では、角和浩幸町長が6人の赤ちゃんに玩具を贈った。
同プロジェクトは、幼少期から木に親しむことや地元産材の活用を目的とし、美瑛町を含む道内19市町村が行っている。
町産シラカバで作られた玩具は直径8センチ厚さ2センチ。収納する藍染めの巾着袋は、町内の染め物体験施設「藍染結(あいぞめゆい)の杜(もり)」と障害福祉サービス事業所が作った。
角和町長は贈呈式で「地元の木に親しみ、元気に成長してほしい」と話し、母親に連れられた赤ちゃんに玩具を手渡した。生後6カ月の小林新奈ちゃんが玩具を握ったり、しゃぶったりする様子を見た母親の那月さん(24)は「木のいい香りがし、持ちやすく安全なデザインのおもちゃでうれしい」と笑顔だった。
町は今後、乳幼児検診に訪れた親子に渡すことを予定する。(菅沢由佳子)
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