種類豊富、新鮮なサンドイッチが魅力! サンドリア(札幌市)

ファミリー層向けにオープンした札幌市北区の屯田店で、商品ケースに並ぶサンドイッチ(金田淳撮影)

ファミリー層向けにオープンした札幌市北区の屯田店で、商品ケースに並ぶサンドイッチ(金田淳撮影)

卵やチキンカツ、イチゴ…。46種類ものサンドイッチが商品棚に所狭しと並べられ、買う種類を決めて入店しても「どれにしようかな」と目移りしてしまう。1978年に創業した「サンドリア」(札幌市中央区南8西9)は豊富な品ぞろえが魅力だ。

本店は札幌・ススキノに近い。15年ほど前、午前1時に仕込みをしていると、タクシー運転手から買い求められたのがきっかけで24時間営業に。2021年には、2代目の津田哲平社長(39)が「広い駐車場を設け、家族連れや学生にも来てほしい」と北区屯田6の4に2店目を出して32種類を販売し、午前7時~午後9時まで営業する。

2店舗とも持ち帰り専門。時間がたっても「味がぼやけてしまわないよう」に味を濃いめに調理し、価格は200円台~300円台と手頃だ。

モットーは「いつも新しい商品を食べていただく」。長年蓄積した購買データから時間帯や天気で変わる売れ筋を分析する。商品棚と調理場は互いに目の届く位置に設け、迅速に補充できるのも強み。豊平区の公務員赤坂俊策さん(55)は商品について「フルーツは鮮度がいい。野菜も歯応えがある」と満足げだ。

屯田店では家族連れがまとめ買いし、1人当たりの購買単価が千円を超える時も。売り場奥で従業員が具材を挟む様子も見え、津田社長は「作業する様子を見てもらい、安心して買ってほしい」と話す。

従業員や客の声、交流サイトから流行を取り入れる津田社長。今夏は期間限定で「冷やし中華」味を計画中だ。「『あったらいいな』を商品にしたい。サンドイッチは無限大です」

電話は本店、011・512・5993。屯田店、011・788・4495。(出井一彰)

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