旭川市、12月から4歳以下コロナワクチン接種 25日、接種券の発送開始

旭川市は12月上旬から、生後6カ月~4歳向けの新型コロナワクチン接種を始める。対象者は約9千人で、今月25日から接種券を発送する。ただ3月から始まった5~11歳は保護者の同伴が必要などの理由で接種率が低迷していることから、市保健所は生後6カ月~4歳の接種見込み人数も伸び悩むとみている。

生後6カ月~4歳向けの接種には乳幼児用ファイザー社製ワクチンを使用する。接種券が届き次第、市のホームページやかかりつけの小児科で申し込みができる。1人3回接種し、1回目と2回目には3週間、2回目と3回目には8週間以上の間隔を空ける。

旭川市の新型コロナワクチンの年代別接種率

市内では18日現在、12~19歳の2回目までの接種率が75.6%に上り、それ以上の年代はさらに高い割合となっている。一方、5~11歳の1回目までの接種率は19.4%にとどまる。

生後6カ月~4歳は麻疹・風疹混合や日本脳炎など他の定期予防接種もあり、新型コロナワクチンを接種するためには規定の接種間隔を空ける必要がある。保護者の仕事の都合や、子の発熱などで想定した日程通りに接種できない可能性もあるため、市保健所は接種率が10~20%にとどまるとみている。(山口真理絵)

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