18歳以下と妊婦に3万円 釧路町、子育て世帯を優先支援

【釧路町】町は、物価高騰対策と子育て支援策として、18歳以下の子どもと妊婦に1人当たり一律3万円を給付する。対象は約3千人。1日の臨時町議会で、関連予算を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決された。

申請期限は2023年3月末で、今月中に対象者に申請書類を発送し、年内に支給を始める。事業費は9300万円。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。小松茂町長は「子育て世帯の負担が物価高で膨らむことに配慮し、優先して支援する」と説明した。

国が低所得世帯に5万円支給する「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」の支給も年内に始める。対象約2600世帯に、今月中に通知する。事業費1億3300万円は全額国費。

臨時町議会は、両事業費を含めた2億3600万円を追加し、総額111億1500万円とする本年度一般会計補正予算案を可決し、閉会した。(佐竹直子)

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