簡単な運動が脳を刺激 COT、初山別でも体験会

松森克彦さん(右)の指導で体を動かしCOTを体験する参加者

【初山別】簡単な動作の運動で脳や神経を刺激し、運動能力や感性を養う「コオーディネーショントレーニング(COT)」の体験会が10日、村スポーツセンターで開かれた。主催した村の総合型地域スポーツクラブ「楽すぽクラブ」(三谷博子理事長)は、体験会を契機に村内でのCOT普及を目指している。

楽すぽクラブ 普及を目指す

COTは運動能力を高めるだけでなく集中力を養い学習能力向上にもつがることから、全国的に普及が進んでいる。体験会には村内の幼児から小学1、2年生の児童とその母親計9人が参加。同クラブ理事の松森克彦さん(62)ら2人が講師を務めた。

肘を突いてマットの上を前進する運動も体験した

肘を突いてマットの上を前進する運動も体験した

講師の松森さんら2人は、NPO法人日本コオーディネーショントレーニング協会(JACOT、東京)の普及員の資格を持つ。体験会では音楽に合わせて体を「くの字」や「Sの字」に動かしたり、肘を突いてマットの上を前進する運動などを学んだ。

COTを初体験した主婦の長坂めぐみさん(36)は長男の統真君(8)、次男の蓮斗君(6)と参加した。めぐみさんは「簡単なようで意外と難しいですが楽しい」、統真君は「体を動かすのはおもしろい」と話す。

同クラブは今後、村内の小中学校などでも体験会の開催を検討している。松森さんは「COTは幼児から高齢者まで全世代に対応しており、村内に普及を図りたい」と話す。体験会を後援した村教委の宇野要教育長も「子どもの成長にあった運動能力を高めていくことができるのでは」と、COTの普及に期待する。

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