全妊婦へ戸別訪問開始 新ひだか町 人形やベビーバス貸し出しも

町保健福祉センターで貸し出しを始めた赤ちゃん人形とベビーバス。沐浴の練習ができる

町保健福祉センターで貸し出しを始めた赤ちゃん人形とベビーバス。沐浴の練習ができる

【新ひだか】町は今月から、保健師が町内の妊婦全員を妊娠5、6カ月ごろに戸別訪問して出産に向けた不安や悩みを聞く相談事業を開始した。また、出産前に赤ちゃんの沐浴(もくよく)の練習に使う人形やベビーバスなどの貸し出し事業も始めた。

全妊婦対象の面談は従来、妊娠の届け出を受け母子手帳を交付する際に行い、その後は希望者を対象に相談を受けていた。妊婦は体調の問題や身近に協力者がいないなど出産や子育てに悩みや不安を抱えることがあり、全員面談で保健師と顔の見える関係を築くのも狙いだという。訪問時期を迎えたら地区ごとの担当保健師から妊婦に連絡する。

一方、貸し出し事業は赤ちゃん人形とベビーバス各3個ずつと沐浴のさせ方の解説ビデオを希望者に最長10日間貸す。町内在住者のほか、里帰り中の妊婦も対象。本人と家族が沐浴の練習をして子育てのイメージやコミュニケーションを深めるのが目的。町保健福祉センター窓口に加え、電話とメールでも申し込める。

両事業に関する問い合わせは同センター、電話0146・42・1287へ。(太田一郎)

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