4歳以下用コロナワクチン、10月下旬から配分 道内全市町村に

道は3日、生後6カ月から4歳の子どもを対象とした米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを今月下旬から道内の全市町村に配分すると発表した。5日に開かれる厚生労働省の専門部会で承認の是非が審議される。薬事承認の前だが、道は国の方針に基づき配分量を決めた。

道によると、道内で生後6カ月から4歳の子どもは約14万人で、ワクチンは3回接種する必要がある。10月下旬から11月下旬にかけて各市町村に計約25万回分を配分する。国内では現在、新型コロナワクチンの接種は5歳以上が対象となっている。

厚労省の専門部会は今月5日の会合で、現在主流のオミクロン株派生型「BA・5」に対応したワクチンの承認についても議論する予定で、道は10日の週から11月中旬にかけて約179万回分を全市町村に配分する。「BA・1」対応ワクチンは9月下旬から道内でも接種が始まっている。(田鍋里奈)

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