釧路管内初の病児保育施設「スクラム」がオープン
釧路管内初の病児保育施設「スクラム」が7日、釧路市新栄町1の14にオープンした。急な病気やけがで子どもが体調を崩し、保護者が看護できない場合に一時的に預かる施設で、子育て世帯の負担軽減が期待されている。
施設代表を務めるのは釧路労災病院に勤務する内科医の佐野逸紀さん(41)。1歳の男児を育てる父親でもあり、病児保育施設の必要性を感じ、開設を決めた。市の委託ではなく自主事業として運営する。
施設は木造2階建て物件を改装。2階では隔離が必要な子どもを預かる。スタッフは佐野さんの妻で以前に小児科看護師として働いていた杏子さん(35)のほか、看護師2人、保育士5人の計8人。佐野代表は「働いているかどうかにかかわらず、安心して子どもを預けてほしい」と話す。
利用時にはかかりつけの小児科を受診し、スクラムのホームページからダウンロードした医師連絡票に記入してもらうことが必要。新型コロナウイルスとはしかの感染が疑われる場合は受け入れない。利用は月―金曜の午前8時半~午後5時。対象は生後3カ月~小学6年生で、定員10人。料金は釧路市民が1日4千円(1時間700円)、市民以外が1日5千円(同800円)。予約はスクラム(電)080・4501・9570(平日午前8時半~午後4時)へ。(伊藤美穂)
(2022年6月8日 北海道新聞朝刊掲載記事)
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