待ってた、あったかご飯 初山別スクールランチ始まる コープ、旭川から保温配送
【初山別】村教委は7日、学校給食の代わりに民間事業者が調理した昼食を届ける「スクールランチ」を新学期開始に合わせて始めた。初山別小(安居和校長、41人)と初山別中(嶋本佳世子校長、19人)の児童生徒が、「鶏の塩竜田揚げ」や「大豆と根菜のオイスター金平」など4品を味わった。
村立学校での昼食は、昨年度まで牛乳のみを提供する「ミルク給食」で、学校給食導入は財政面などから見送られてきた。スクールランチは昨年9月、日高管内様似町が道内で初めて実施。様似と同様に初山別でもコープさっぽろ(札幌)が受託した。食品アレルギーなどに悩む児童生徒もいるため、メニューに応じて希望者のみ利用できる。1食535円(牛乳代込み、保護者負担294円)の昼食が旭川市内の工場から配達される。
7日は保温した昼食が食器やトレーなど配膳(はいぜん)用具とセットで、両校に到着した。配膳は教職員が担当し、トレーに皿を載せて廊下に並んだ児童生徒一人一人に、料理を盛り付けた。
初山別小では、メニューの関係で弁当を持参する児童もいたが、多くの児童が初めてのスクールランチを楽しんだ。5年の矢野蒼真君は「弁当もいいけど、温かいご飯はおいしかった」と話していた。
両校では1カ月ほど教職員による配膳を行い、その後は当番の児童生徒に担当させる方針だ。宇野要教育長は「子どもはもちろん、配膳を行う先生も初体験。子どもも先生もスクールランチに慣れて、定着してほしい」と話す。
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