カワウソ3兄弟、愛らしく 札幌・サンピアザ水族館で一般公開

つぶらな瞳で来館者を見つめるコツメカワウソの3兄弟

札幌市厚別区のサンピアザ水族館で25日、埼玉県東松山市のこども動物自然公園から仲間入りしたコツメカワウソの兄弟3匹の一般公開が始まり、愛らしい表情と動きで来館者の心をつかんでいる。同館では2007年からコツメカワウソを飼育するが昨年10月、当時唯一いた1匹が病死し、半年間不在だった。

コツメカワウソは東南アジアなどに生息。体長60~70センチ、体重約5キロとカワウソの種類の中で最も小柄とされる。

今回、やってきたのはいずれも雄の「ピースケ」(4歳)「カシラ」(3歳)「ボンジリ」(同)の3兄弟。この日はえさを片手で器用につかんで食べたり、元気よくプールを泳いだりし、訪れた親子連れから「かわいい」「こっち向いて」と歓声が上がっていた。福田利幸館長(54)は「長く元気でいて、お客さんを喜ばせてほしい」と話している。(中橋邦仁)

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