連載コラム「ゆきりん先生の親子でおうち学習」第47回

#47|英語 身近な物で単語覚えて

【親⼦でおうち学習 #47】英語 身近な物で単語覚えて

 

2022年度に高校教科書が改訂され、学習内容は大きく変わりました。その中で、かなりの負担になっているのが英語です。今までは中学・高校で約3千の単語を学習していましたが、新学習指導要領では小・中・高校で約5千語となんと1.5倍になりました。

「話す」ことも重要ですが、今まで通り「書く」技量も求められ、大幅に増えた単語数に伴って、英語の勉強は非常に難しいものになってきました。しかし、実際に教科書を開いてみると、日常でよく見かける物が単語として加えられただけだと分かります。

「ketchup(ケチャップ)」や「mayonnaise(マヨネーズ)」は、なんとなく読めるけれど、学校では習わなかったなと感じる「書けない英単語」の例です。

逆に、よく知っている動物や鳥の名前で「英語ではこう書くんだ」と驚くものもあります。「raccoon dog(タヌキ)」「parrot(オウム)」などがそうで、私は恥ずかしながら、教科書を読んで初めて知りました。

そう考えると、中学校では習わなかったけれど、身近にあるさまざまな物を英語でどう呼ぶか、興味が湧いてきます。そのような単語も含めて、約5千語と考えてください。

わが家の小4の娘が大好きなのは、英語の料理サイト。英語で作り方を教えてくれる動画を見ながら、あれこれ作っています。知らない単語が出てきても気にせず、動画を見みながら料理を作っているうちに、どんどんと英語に慣れていっています。

子どもの年齢が上がるほど、英語のハードルが高くなるように思えます。カタカナ英語でも大丈夫。ぜひ、ご家庭でいろいろな単語を知ってくださいね。

教えてくれたひと

本多抽紀江

家庭教師

家庭教師歴約30年。SNSを使った家庭学習支援「ぱんだちゃんのおうち学校」の校長も務める。著書に「勉強に自己肯定感は必要ない」(西日本出版社)がある。北海道を拠点に、関西、関東で活躍中。胆振管内安平町在住、2児のママ。
https://pandanoniwa.co.jp/

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